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鉄筋コンクリート
概略
鉄筋は引張力(引っ張る力)に強く、コンクリートは圧縮に対して強いので、その特性を補いあって、非常に優れた強度を持った構造体が出来る。
腐食やシロアリなどの心配もなく、火に対する心配も要らない。
他にも、強度、耐久性、耐震性、耐火性、遮音性のいずれも優れて
いる。
しかし、重量があるので十分な地盤調査と地盤改良が必要で、また、雨に弱いので防水処理が必要であり、また、コンクリート自体の質(海砂が混じっていれば腐食の原因になる)に注意を払ったり、施工が現場で行われるので、品質にバラツキが生じる事があり、これらが適切に行われていないと、本来鉄骨造が持つ耐久性が十分に発揮されない事があるので、施工管理や工事管理が重要となる。
また、工期が長めで、コストもかかる。
メリット
- ○耐久性、耐震性、耐火性、遮音性、気密性に優れる
- ○設計の自由度が高い。
デメリット
- ×工期が長く、コストもかかる
- ×地盤の強化が必要
- ×防水処理が必要
- ×品質が不安定にならないように注意を払う必要がある
- ×コンクリートは暖まりにくく冷めにくいので暖房冷房が効きにくく、居住性がやや劣る。また、コンクリートは木よりも熱を通しやすく蓄熱性があるので、断熱を工夫する必要がある。